こんにちは!すずめる(@suzumer_ML)です!
猫ちゃんは基本的に移動が苦手な生き物です。
しかしながら、猫ちゃんを飼っているお家でも、帰省や引っ越しなどで猫ちゃんと一緒に長距離移動をする機会もあるかもしれません。
やむを得ず猫ちゃんと移動する時に心配なことは、
「猫ちゃんの体調管理」や、公共の場での「周りへの配慮」、一緒に移動する際の「鉄道会社のルール」などではないでしょうか。
今回は、猫ちゃんと一緒に新幹線で移動した経験を通じ、準備するものや知っておくべきポイントをご紹介します。
猫ちゃんのストレスを極力少なくするために、知っておいて損はないですよ!
現在、単身赴任で夫婦別々に住んでいるすずめる家ですが、猫ちゃんたちもそれぞれ別々に暮らしているんです!
- 猫ちゃんと一緒に新幹線に乗る予定がある人
- 帰省や引っ越しなどでの長距離移動が必要な人
- 転勤や転職などの可能性がある人
- 猫ちゃんを飼っている人
コンテンツ
猫は新幹線に乗せられるの?
JR東日本の旅客営業規則には以下のように記載されています。
第309条:旅客は、小犬・猫・はと又はこれらに類する小動物(猛獣及びへびの類を除く。)であって、次の各号に該当するものは、第308条第1項に規定する制限内である場合に限り、持込区間・持込日その他持込みに関する必要事項を申し出たうえで、当社の承諾を受け、普通手回り品料金を支払って車内に持ち込むことができる。
(1)他の旅客に危害を及ぼし、又は迷惑をかけるおそれがないと認められるものであって、3辺の最大の和が、120センチメートル以内の専用の容器に収納したもの
(2)専用の容器に収納した重量が10キログラム以内のもの
2:普通手回り品料金は、旅客の1回の乗車ごとに、1個について290円とする。
要するに、
「普通手回り品料金」を支払えば猫ちゃんは新幹線に乗せることができます。
普通手回り品切符の購入方法は以下の3点があります。
- みどりの窓口で購入(事前または当日)
- 改札横窓口で購入(当日)
- 自動券売機で購入(当日)
新幹線のチケットを事前購入する際に一緒に購入することができます。
当日の場合は、改札横窓口に相談するか自動券売機で購入することができます。
私は、「当日に改札横窓口で購入してください」と言われたのでその通りにしたところ、「自動券売機で購入してください」と言われたので、駅員さんや駅によって対応が分かれていました・・・。
自動券売機での購入が最も楽で早いのでおすすめです。当日の乗り換え等の都合で購入する余裕がない場合は、事前購入しておきましょう。
メル
ですが、ルールとして持っておくことを推奨します!
猫との移動で知っておくべき5つのこと
猫ちゃんと新幹線で長距離移動をする際に、知っておくべき5つのことを解説します。
①用意しておくべきおすすめグッズ
- リュック型キャリーバッグ
- リード・ハーネス
- トイレシート
- タオル・布
- ティッシュ・ウェットティッシュ・ゴミ袋
- 温度管理(保冷剤・ホッカイロ)
- 水とスポイト
- おもちゃ・ぬいぐるみ
●リュック型キャリーバッグ
猫ちゃんを運ぶのに欠かせないのが「キャリーバッグ」です。
通気性が良く、底面が弛まず安定していて、落としても壊れないものが長距離移動で使いやすいです。特に、リュック型は両手が空くのと安定するので非常におすすめです。
私が実際に使用している「リュック型キャリーバッグ」はこちらです。
非常に安定感があり、長時間背負っていても疲れない形状になっています。また、ハーネスを着けられる猫ちゃんにはリュック内に飛び出し防止のリードがあるため、より安心して移動することができます。
●リード・ハーネス
苦手な子が多いと思いますが、猫ちゃんを外に連れていくには迷子防止のために必要なアイテムです。普段から着け方を理解しておき、猫ちゃんに慣れさせておけば移動の際も安心です。
どうしてもリードやハーネスが着けられない子の場合、絶対にキャリーバッグを開けないようにする必要があります。開ける必要がある場合には、個室であるかなどいくつか条件が必要です。
●トイレシート
キャリーケースの中に敷いて、粗相や嘔吐をした時に備えましょう。
念の為、交換できるように数枚持っているとより安心です。
●タオル・布
キャリーバッグの中に敷いたり、バッグを覆って猫ちゃんを落ち着かせるのに使います。
猫ちゃんが普段使っているものだとニオイもついているため安心できます。
私はハンカチタオルを使ってバッグを覆っていました。こちらに関しては後述します。
●ティッシュ・ウェットティッシュ・ゴミ袋
粗相や嘔吐をしてしまった時用に必ず持っておきましょう。
特に水分の多い粗相や嘔吐だとティッシュだけでは拭ききれないのでノンアルコールのウェットティッシュを用意することをおすすめします。
ゴミ袋は数枚用意し、臭いが漏れにくいものを用意しましょう。
●温度管理(保冷剤・ホッカイロ)
キャリーバッグの中を適温に保てるように、暑そうなら保冷剤、寒そうならホッカイロをタオルに包んで入れてあげましょう。
冬の移動でも新幹線の中は暖房がかなり効いているので、キャリーバッグの中の温度が上がっていくので保冷剤があると適温に保つことができます。
反対に、ホームでの待ち時間などで寒い場所にいる時はホッカイロがあると暖めてあげることができます。
●水とスポイト
長時間移動の場合、猫ちゃんを外に出してお水を飲ませることは難しいため、軟水を用意してスポイトで定期的に飲ませてあげましょう。
ただし、無理に飲ませるのはかえって負担になるので、注意が必要です。
●おもちゃ・ぬいぐるみ
猫ちゃんのお気に入りのおもちゃやぬいぐるみがあれば、ニオイがついているので安心できます。
キャリーバッグの中は広くはないので、あまり大きなものではなく、猫ちゃんのスペースを圧迫しないものがおすすめです。
②猫と移動する直前の準備
●時間に余裕を持った行動を心がける
人は時間に余裕がないと行動が雑になったり忘れ物をしてしまいます。
自分1人の移動なら臨機応変に対応できますが、猫ちゃんが一緒の場合は1分でも早く落ち着ける場所に運んであげる必要があります。
そのため、出発時間には余裕を持つ、新幹線のチケットはあらかじめ買っておく、といった準備が大切です。
●ご飯は数時間前に済ませる
食べたばかりだと新幹線の揺れなどで乗り物酔いをしてしまう可能性が上がります。空腹すぎるのも良くないですが、乗車する時間から逆算してご飯をあげましょう。
例えば、早朝から移動する場合には朝ごはんを少なめにするといったことも考えておく必要があります。
●トイレは済ませてから出発する
家を出る前にいつものトイレで排泄を済ませてあげておきましょう。数時間の移動なら乗り物酔いや緊張などのイレギュラーがない限り持ち堪えることができます。
ただし、粗相してしまう可能性も考えてトイレシートはキャリーバッグに敷いておきましょう。
③猫を新幹線に乗せる方法
猫ちゃんを新幹線に乗せるときに考えることは、「猫ちゃんのストレス軽減」と「他の乗客への配慮」です。
●猫ちゃんのストレス軽減
新幹線のチケットを購入する際に、時間や座席まで考えて選ぶことも大切です。可能であれば空いている車両や時間帯を選ぶことで、騒音や他の乗客の声なども少なくなるので、猫ちゃんのストレスを軽減することができます。
また、基本的にはキャリーバッグは足元に置く方がマナーとしては良いですが、空いているのであれば抱えてあげることで飼い主を近くに感じられますし、足元よりも振動などが軽減されるのでおすすめです。
●他の乗客への配慮
不測の事態が起きた時や猫ちゃんが鳴き止まないときにすぐにデッキに移動できるように、座席は車両の前方か後方の通路側が臨機応変に対応できます。
グリーン車を選択できるのであれば、通常の車両よりも広いスペースを使用できるため、キャリーバッグを足元に置いても余裕があります。グリーン車は乗客の数も少ないので、猫ちゃんにとっても他の乗客にとっても落ち着いた空間になります。
④猫と新幹線に乗っている時の注意点
猫ちゃんと新幹線に乗っているときに注意することは、「猫ちゃんの体調管理」と「有事の際の対応」です。
●猫ちゃんの体調管理
乗せるまでの準備も大切ですが、実際に乗っているときの猫ちゃんの様子を観察することも非常に大切です。
特に、乗り物に慣れていない猫ちゃんは「乗り物酔い」になってしまうことがあります。
具体的にはアクビが多くなったり、ヨダレが止まらなくなるなどのほかに、嘔吐や粗相をしてしまうなどの症状がみられます。息が荒い原因も緊張ではなく酔っている症状であることがあります。
定期的にこうした症状が出ていないか、よく観察する必要があります。
●有事の際の対応
新幹線などには「多目的室」が用意されています。通常は、体の不自由な方や体調不良の方、おむつ交換や授乳をしたい方が使うことを前提として設けられています。
どうしても困ったことが起きた場合には、乗務員さんに相談して多目的室を使わせてもらうことも考えておく必要があります。実際に、私も使用させてもらいました。
しかしながら、猫ちゃんと一緒に公共の場所を使用した場合、次に使う方が猫アレルギーなど持っていると非常に迷惑がかかってしまいます。しっかりと乗務員さんに相談して利用させてもらいましょう。
⑤猫の移動後のケア
無事に移動が完了したら、猫ちゃんも飼い主さんも疲労困憊です。
猫ちゃんのためにも、落ち着いて休める場所を用意し、構いすぎないでゆっくりと休ませてあげてください。
ご飯やお水もしばらく取れなくなる子も多いので、到着後は半日〜1日程度様子を見つつ、大好きなおやつをあげたりしていっぱい褒めてあげてください。
1日以上経ってもご飯を食べなかったり、何日もトイレに行かないなど異常が見られた際には、獣医さんに相談して対応することを推奨します。
すずは移動した後、大好きなちゅ〜るも食べられないくらい疲れたよ、、、
実際に新幹線で移動してみた率直な感想
率直な感想としては、
猫ちゃんとの新幹線の移動は、本当に大変です!!!
実際に私が移動した際にやってしまった失敗や起こったことはこちらです。
- 目隠しにアウターを使っていた
- いつもの感覚で窓側の座席にしていた
- 行程の3分の2くらいで粗相をしてしまった
●目隠しにアウターを使っていた
乗車中は周りが見えてしまったり音がうるさかったりするので、キャリーバッグに目隠しをしてあげると猫ちゃんのストレスが軽減されると考えられます。
冬場だったこともありアウターを目隠しに使用していると、すずちゃんの呼吸が少しずつ荒くなってきて、キャリーバッグの中に手を入れたら温度が高くなっていることに気づきました。
冬場の新幹線って人でも暑く感じるのに、それにアウターをかけられていたらかなり暑くなりますよね。すぐにアウターを退かしてデッキで温度を下げた後、ハンカチタオルでの目隠しに切り替えました。
すずちゃんには本当に申し訳ないことをしてしまいました。
●いつもの感覚で窓側の座席にしていた
上述もしていますが、猫ちゃんを連れて移動する場合は、何かあったときにすぐ対処できるように通路側の席に座っておく方が良いです。
今回、往路でいつもの感覚で窓側の席を予約してしまっていたので、有事の際も隣の席の方に申し訳ない形で行き来uすることになってしまいました。
猫ちゃんの体調管理も重要ですが、他の乗客への配慮も足りなかったと反省しています。
●行程の3分の2くらいで粗相をしてしまった
私の不手際も相まって、到着まであと1時間程度のところですずちゃんが粗相をしてしまいました。
乗り換えの15分前くらいで気づいたので、乗務員さんに相談して多目的トイレを使わせてもらい処理しましたが、どうしてもキャリーバッグにニオイが残ってしまいました。
また、準備不足でウエットティッシュも持っていなかったので購入したりとかなりバタバタしました。
対策していて防げたかは分かりませんが、すずちゃんの負担をもっと軽減できたなと感じ、帰路はこれでもかというくらい準備して問題なく帰ることができました。
まとめ
猫ちゃんと新幹線で移動する際、準備するものや知っておくべきポイントをご紹介しました。
私自身、準備不足と多くの失敗をした経験から、準備し過ぎるくらいが丁度良いと強く感じています。
引っ越しや帰省で長距離移動する際には、この記事を見て少しでも猫ちゃんへの負担を軽減してあげられたら嬉しいです。
また、移動前後の健康管理には、猫様専用首輪型デバイス【Catlog】 がおすすめです。\「猫の健康管理IoTデバイス」についての記事はこちらです/
愛猫専用首輪型IoTデバイス「Catlog」って実際どうなの?【1週間使ってみたレビュー】もっと詳しく知りたい方は、コメントかSNSで何でも言ってください。
それでは、最後まで見ていただいてありがとうございました〜!
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